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死の町訪問記 投稿者:Waka 投稿日:2015/08/13(Thu) 12:28 No.704   
震災後、いつか行こうと思っていてなかなか行けなかった、
「人が住めない死の町」福島県の沿岸部を訪れてきました。

最も警戒レベルの高い「帰還困難区域」(立ち入りできない)の南隣富岡町は
「居住制限区域」(立ち入りできるが住めない)。
海に面したこの町は津波の被害を受けたのだけれども、多くの建物が
取り壊しも修復もできずに4年前のまま残っている


死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:30 No.705
富岡駅の前にはモニタリングポストが設置され、
今もなお、自然界にはあり得ない高い放射線量が観測されている
それなのに、空や草木の色、鳥や蝉の鳴き声、波の音どれをとっても
他のどの場所とも違わない、ごくふつうの日本だ。
放射能汚染とは、この特殊な観測機器によってのみ存在を知ることができるという
その特異性に最も恐ろしさが秘められていると言っていい。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:35 No.706
ここは富岡駅の跡地。
しばらくの間、駅の跨線橋から駅名表示までが悲惨な姿をとどめていたいたようだが
元住民の要望なのか理由はわからないが、駅舎は完全に取り壊され
更地に近い状態になっていた。
ここから海の方を向くと除染のために取り除かれ運ばれてきた
汚染土の土嚢が堤防のように築かれていた。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:36 No.707
津波で押し流された車もそのまま。
2011.3.11から時間が止まったようだ。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:39 No.708
入り口の看板には「建設省 仮設焼却施設」とある。
大量の土嚢の中身(可燃物?)をフィルターをつけた施設で延々と燃やし続け、
濃縮し、汚染物の量を減らすものと思われる。
この日は日曜日だったが稼働していた。休みなしで燃やし続けていったい何年かかるのか?
濃縮された残渣はどこへ処分されるのか?疑問は次々とわき起こる。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:40 No.709
国道6号を走る。
かつての賑わいの痕跡がうかがわれる、廃墟と化した街が続く。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:42 No.710
帰還困難区域に近づく。
自動車に乗って通過することしかできないことを
繰り返し告げている



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:43 No.711
様々な立ち入り制限の予告


死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:46 No.712
帰還困難区域にさしかかると、見張りの警備員と警察官が立っている。
走行中カメラを向けるとものすごい形相でにらまれた。
ここでは元住民以外の人間はすべてが警戒対象なのだと
思い知らされる。

それにしても、警察だけでは人手が足りないらしく、あちこちの交差点や
通行止めにした路地の入り口などには相当数の民間の警備員が立っていた。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:48 No.713
いよいよ帰還困難区域。南北に貫くこの国道以外のほとんどが、どの路地からも
入れないように厳重にバリケード止めされている。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:50 No.714
ここは震災前桜で有名だった夜ノ森(よのもり)公園への入り口。
人が入れないところで満開に咲く桜並木は繰り返しマスコミに取り上げられた。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:51 No.715
理不尽な通行止め


死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:52 No.716
奥をのぞくと、人に管理されるはずのところは4年前のまま止まり、
植物の生命活動や雨風だけが人の有無にかかわらず時を進めていた。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:55 No.717
帰還困難区域から居住制限区域にわたり国道を走ると
本当に警察の姿をよく見かける。
とにかく、警戒・警戒・警戒・・・
震災の直前まで生を営んでいた地域を丸ごと差し押さえ、それら生命活動を
制限したまま維持すると言うことは、いかに手間暇のかかることか。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:56 No.718
国道に面した一般住宅の多い地域にさしかかると、
家一軒一軒にいちいち立ち入り禁止のバリケード。
バリケード通りと言っても過言ではないほどだ。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 12:59 No.719
風景として他では絶対にあり得ないこの異様さ。
住民たちは、原発に財産を没収されたのと同じこと。
無念とか悔しいでは語れないであろうその「念」に思いをはせる。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 13:00 No.720
福島第一原発に最も近い大熊町の中心部付近


死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 13:03 No.721
通過することしかできない道路は本当に車が少ない。
長距離を移動する車は今は常磐道が通っているので、
私のような物好き以外は南北近隣の市町間を移動する車くらいだろう。
むしろ、高線量区域を避けて、わざわざ高架上を走る高速道を通る人もいるのではないか



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 13:05 No.722
脇道に入ることができないと言うことは信号の必要もなく
ほとんどが黄色点滅のまま



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 13:05 No.723
問題の福島第一原発入り口。
この近く、国道上に設けられたモニタリングポストの値は周辺よりも高い値を
示していた。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 13:06 No.724
この送電線の先に原発の建造物がいくつか見える。
ほんの数キロ先だ



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 13:08 No.725
以前、宮城や岩手で津波でめちゃめちゃになった街を見たときは
心に重く深く突き刺さるものがあったが、
この、見かけ何も異常がないのに人為的に放棄させられた地域の異様さもまたかなり刺さった。



死の町訪問記 - Waka 2015/08/13(Thu) 13:12 No.726
もとは懐かしさを感じさせる田舎だったか、延々と広がる棄景。

この地域、写真記録をするかどうかは別にして、多くの人が見て、
ご自分で感じることをお勧めする。
こんなことは、事実の大きさ深さ重さからしたらうわべだけかも知れないけれど、
マスコミの知識だけで良いの悪いのと言うよりはマシ。

現地に立ってみて、あまりの異様さを体験してみると、新聞やテレビの
原発ニュースががぜん、生き生きと動き出すから不思議だ。

以前は「帰還困難区域」やら「居住制限区域」などどれが何だか紛らわしい!
くらいでその先を読む気がしなかったのに、すべてがわかってくる。
町名と原発との位置関係、高濃度汚染地域がどこか実感をもってわかってくる。
その結果、これまでほとんど無関心だった川内原発再稼働のニュースがも
身近に思えてくるのである。

百聞は一見にしかず。



「死の町」のタイトル - Waka 2015/08/13(Thu) 20:22 No.727
タイトルを「死の町」としたのだけれども、それは現場に立った人だけが持ち得る
感覚で、一言で言うならばそれが一番言い当てていると思ったから。
もちろん死んだままでなく、復活できればそれに越したことはない。

ただ、直感的な印象だけではなく、例えば除染が進んだり
放射性物質の崩壊で居住できるくらいの線量に下がったとしても風評被害は残り続ける。
先が長くない高齢者は、ふるさとに戻ってそこで死にたいと考える人は
多かろうが、将来がある若い人たちはそうはいかない。彼らは被災地域、あるいは
福島出身という理由で不当な差別を受けることを恐れ、ふるさとを出て就職した先では
自分の出身地を隠したり偽ったりして生きてゆく人が大勢出るだろう、と
福島県民の方から聞いたことがある。子々孫々にわたる超長期的な風評被害だ。

元住民の方たちは自分のふるさとが「死んだ」など言われたくないのは
当然だろうが、原発は結果としてそんな町を作り出してしまった。
日本人はそれを直視すべきである。


追加(1) - Waka 2015/08/15(Sat) 08:08 No.728
撮影した写真全体を見返して、印象に残ったので追加で載せたいカットが出てきた。
多数載せた記事の途中に差し挟むことができないので、こちらへ



追加(2) - Waka 2015/08/15(Sat) 08:11 No.729
富岡駅近く。
もちろん被写体として美しいとか形が整っているとかではなく
不思議に印象的な光景だった



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